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リソース - resource - - - ビデオ情報


■ はじめに - nagatomo kaol

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実は、このサイトの作者(=nagatomo kaol)は、なぜかビデオデッキを持っていません。そのため、マイムのビデオ情報に関しては、とんと調べていませんでした。これまで、このサイトにビデオのページがなかったのには、こんな事情があったのです。

それなのに、このたびビデオ情報のページを掲載できるようになりました。
これはひとえに、
マイムのBBSに詳細なビデオ情報を投稿していただいた William Nakamura さんのおかげです。この場を借りて、本当にお礼申し上げます。

次のビデオ情報本編の文章は、William Nakamura さんの投稿を、ほぼそのまま掲載したものです。ただし、レイアウト、段落/改行位置、文字の全半角などは、他のページに合わせて、編集を加えています。また誤字等で気がついたものも修正してあります。

99/11 追記 -1-
William Nakamura さんのページ、http://www2.big.or.jp/~hajime/gallery/mime_video.html(暫定URL) にもビデオ情報が掲載されています。ぜひご参考に。

99/11 追記 -2-
ポニーキャニオンから発売の「昭和名人芸大全 - 珍芸・奇芸・ビックり芸 -」に、カンジヤマ・マイム(五日目)、マルセ太郎(三日目)、両氏の作品が収録されています。このほかにも、日本の興味深い寄席芸や大道芸が数々収録されていて、なかなか食指がそそられるビデオになっています。

■ 昭和名人芸大全 全六巻 〜珍芸・奇芸・ビックリ芸〜
・初日・二日目・三日目・四日目・五日目・楽日 (全6巻)
1999年/日本作品/各60分/カラー/スタンダードサイズ/ステレオ
各¥4,700(税抜)
URL: http://www.ponycanyon.co.jp/wtne/video/1117_sho.html

では、本編をどうぞ・・・


■ パントマイム/マイムに関するビデオ - - 寄稿: William Nakamura さん

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Montanaro-Hurll theatre of Mime and Dance のWeb

URL:
http://www.mimetheatre.com/

"Mime Spoken Here" という2巻で1セット(計3時間49分 $100)になるトニー・モンタナロ氏のビデオを入手することができます。

Vol.1では、19のマイム基本技(19illusions)と幾つかのエクササイズが詳細な解説(英語)でもって紹介されています。Vol.2は、即興の技術とクラス・エクササイズが紹介されています。値段もそれほど高くないですし、教則ビデオとしては一推しだと思います。 英語のHearingに自信のない方は同名の図書(NagatomoさんのPageに紹介されていますね)も参考にされるとよいでしょう。

一つだけ注文をつけるとしたら、マイム・ウォークのうち、Nagatomoさんがプレッシャー・ウォークという名で紹介されている技術の説明が不十分であるということでしょうか。「壁」ももう少し説明が欲しい気がします。また、「綱」が自分の習ったものとは少し違いがあるのですが、マイムの基本技は人によって風格や趣きが異なるようです。ビデオ方式はNTSC(アメリカ、日本などで使用)なので、日本でごく普通に使われているビデオ・デッキで見ることができます。

Brian Dube のWeb(http://www.dube.com/)のMoreVideosのpageにも情報があります。
なお、トニー・モンタナロ氏はマルセル・マルソーとエチエンヌ・ドクルーの両氏に師事されたとのことです。


HUSH School of Mime and Non-verbal Theatre のビデオ部門

URL: HUSH VIDEOS AND BOOKS のWeb - http://www.iinet.net.au/~hush/

"MIME" というタイトルの54分もののビデオが出ています。
95米ドル/150オーストラリアドル。Kriszta Bodonyi氏のデモと解説。

モンタナロ氏のVideoを持っていて、なおかつお金の余裕のある方はGetしてもよいかもしれません。ただ、収録時間を考えると値段が少々高いのと、デモをやっているBodonyi氏の技術の水準が「. . . . . . 」なのがちょっと。

こちらのBBSをご覧になっているアマチュアの方のほうがむしろ技術的には上かもしれません。Videoでは、いろいろな技やエクササイズも紹介されてはいるのですが、それに対する解説がほとんどありません。

なお、注文する際には、Video方式をNTSCに指定する必要があります。

HUSH VIDEOS AND BOOKS: "CORPORAL MIME"

URL: HUSH VIDEOS AND BOOKS のWeb - http://www.iinet.net.au/~hush/

エチエンヌ・ドクルー氏に師事したYves Lebreton氏のデモによる「コーポラル・マイム」のビデオ。90分もの、120オーストラリアドル。Odin Teatretが制作・販売。Hushが代理店をやっています。

コーポラル・マイムの基本技術から応用までを見ることができます。

いわゆる舞台でよく目にする無対象の演技や形態模写といった風のものではないのですが、Mimeの動きのエッセンスを抽出してさらにその可能性を追及したような感じのもので、身体の使い方、呼吸、身体訓練法などにおいて非常に参考になるものが多いと思います。

マイム経験の長い人あるいは専門家向け。マイム経験のない人・浅い人は面喰らうことでしょう。
こちらもVideo方式をNTSCに指定する要あり。

HushのWebでは、コメディア・デラルテやダンスのVideoなども紹介されています。


"Meet Marcel Marceau"

52分モノクロ、19米ドル。

1965年のアメリカのテレビ番組のFilmで、ビップものを中心に9作品収められています。ただし、先ほど、Amazon.com(http://www.amazon.com/)のWebで検索したところ、Amazonのデータ・ベースからは削除されているようでヒットしませんでした。

このビデオは少し以前に辛口でご紹介いたしましたが、有名な「青年、壮年、老年」(というようなタイトル)もあり、マイムの基本技を応用して見応えのある作品に仕上げている「凧あげ」のようなものもあるので、値段を考えればGetすべきでしょう。
画質はよくありません。VideoはNTSC方式。


La sept arte/ video のWeb

URL: http://www.lasept-arte.fr/cass/fiches/vidf0324.html

Marcel Marceau ou "le poids de l'ame" というタイトルのVideoが入手できます。
Marcel Marceau, Jean-Pierre Burgaud, Alain Dhenautの3氏によるMime作品集。

1992年の収録で60分もの、129フラン。

これは現在mailで問い合わせているところなのですが、まだ返事をもらっていません。Video方式はSECAMとPALしかないようで、NTSCを使っている日本のデッキでは見ることができません。最近、SECAMにも対応しているデッキが日本のメーカーから10万円ぐらいで発売されたようです。 変換サービスをやってくれる業者もあるようですが. . .


Dance Books On-Line

URL: http://www.dancebooks.co.uk/catalog/catalog.htm

こちらはMimeのVideoはありませんが、このWebではいろいろなダンスのVideoが紹介されていて、on-lineで注文できます。

Videos - NTSC(http://www.dancebooks.co.uk/catalog/cat068.htm)のpageでNTSC方式のものがリストされています。Mimeにダンス的な要素を取り入れたい方は覗いてみるとよいでしょう。マルソー氏もよく作品中にダンスが出てきますね。

中村は、現在、ルネサンス・ダンスのビデオを注文しているところです。MimeやDanceの書籍、Dance音楽のCD/カセットもon-lineで注文できます。バレエのテクニックを紹介したCD-ROMもあるようです。


Show and Tell Mime

URL: http://www.amazon.com/ から検索

子供たちにマイムを教えるという内容で、NHK教育テレビの子供向け番組的なノリのVideoです。

30分もので約11米ドル。

Berger & Diskin という若い男女のパントマイミストが作・出演。3歳から12歳ぐらいまでの子供が出てきます。
"Recommended for children age 2 and up"と解説があるように、マイムの教則ビデオとしての期待はできませんが、小さなお子さんと一緒にご覧になりたいという場合にはいいと思います。値段も安いし. . .(送料の方が高かったぐらいです)
マイムの技術(Illusions)の説明は、「ロボット/マネキン」と「エスカレーター」に時間をかけています。「綱」が棒のように見えるのはご愛敬でしょうか。

WonderhorseProductionsが制作。Amazon.comのVideoのpageから検索して、on-lineで注文ができます。Video方式はNTSCです。




■ 注意・補足情報 - nagatomo kaol


再び、nagatomoです。本編以外の情報を少々。


- オリジナル -

冒頭に記したように、このページの本編は William Nakamura さんが、
マイムのBBSに投稿してくださったものです。

オリジナルのメッセージは、メッセージ No.149です。
本編は、このメッセージと No.154No.155 の内容を再構成したものです。

また、このページでは紹介していませんが、やはりW. Nakamuraさんの投稿、No.150(数々のダンスを動画で紹介しているサイトの紹介)も、一種のビデオ情報と言うことで、参考になります。


- 海外のビデオ情報を入手するには -

海外のビデオ情報を手に入れるには、海外のサイトを見るのが一番です。
The World Mime Theatre のビデオ情報のページ(http://www.geocities.com/Broadway/5222/FilmVideo.html)は、マイムのビデオ情報が充実しています (というか、海外のマイム関連ビデオ情報としては、ほとんど唯一のページです)。
このページで紹介された以外のビデオ情報もあるので、興味のある方はぜひ。


- 海外通販 -

パントマイム/マイムに関連するビデオは、残念ながら、あまり多く販売されていません。さらに、販売されている数少ないビデオのほとんどは、日本以外の地域で販売されているものです。入手の際には、海外通販の手続きを行うことになります(といってもWWWで通販されている場合は、クレジットカードさえあれば、楽ちんです)。海外通販のノウハウについては、WWWのあちこちにページがあるので、検索して参考にしてください。WWW経由の海外通販の場合は、セキュリティにも気をつけるようにしてくださいね。


- ビデオの規格 -

また、本編でW. Nakamuraさんも言及されていますが、海外のビデオを購入する場合に注意すべき点は、録画形式の違いです。アメリカや日本などでは、NTSC という規格が採用されています。一方、ヨーロッパなどでは、SECAMPAL という規格が採用されています。購入する前には、よく確認するのを忘れないようにしてください。


- 映画 -

まず、忘れてはならないのが、映画『天井桟敷の人々』です。一般販売/レンタルビデオももちろんですが、図書館などの公共施設でも見ることができる場合が結構あるようです。歴史的/資料的価値も高いので、機会があればぜひ一度ご覧あれ。もっともかなり長尺なので、ちょっと空いた時間にというわけにはいきません。

マルセル・マルソーのビデオは本編でも紹介されていますが、一般映画にもたまに出ています。
有名なのがメル・ブルックスの『サイレント・ムービー』です。マルソーはマルセル・マルソー役で出演しています。僕は見たことないんですけど、話によると、「風に向かって歩く」演技および、全編サイレントのこの映画で唯一 "Non" とセリフを発する、おいしい役です。
マルソーは、ほかにロジェ・バディム監督、ジェーン・フォンダ主演の "Barbarella" という怪作スペースオペラにも出演しているようです。もっとも、たぶんここではマイムは演じていないはずですし、たしか素顔でした。

映画でほかに有名なところでは、『戦場のメリークリスマス』で、デビッド・ボウイによる秀逸なパントマイムを見ることができます。

またマルソーなどのスタイルとは異なりますが、無声映画時代の喜劇も立派なパントマイムです。チャーリー・チャップリン、バスター・キートンなど当時活躍した映画人たちのビデオは入手しやすく、参考にすべき点も多くあります。


- その他のビデオ情報 -

レッスンやトレーニングに役立つものとしては、シノザキシステムのたしか『演技術』という本がビデオになっています。その名の通り、演技のためのトレーニングなのですが、マイムと重なる部分は多く、参考になるものと思われます。

芝居のビデオも最近は増えました。販売されているかどうか知らないのですが、ピスタチオあたりのビデオがもし出ていれば、参考になるかもしれません。


- 情報求む! -

冒頭に書いたような理由で、筆者(nagatomo)はビデオ情報にうといのです。 そのため、マイム関連の有名なビデオ、重要なビデオを取りこぼしている可能性はきわめて高いです。

「なんでこのビデオがのってないんだ」、「こんなビデオもある」、「私はパントマイミストだが、このようなビデオを制作、販売している」などのご意見や情報があれば、マイムのBBS に投稿していただくか、nagatomo (kaol@officeww.com) までメールをいただければ、こちらに掲載させていただきます。

情報は、どうぞご遠慮なく。







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