このページでは9Bのプログラミングについて、なるべく平べったく説明したいと思っています。
プログラマを目指そうという方よりは、遊びでプログラミングを始めてみようかなと考えている方を対象にしています。したがって、プログラムの専門家の方が見ると、言葉が足りなかったり、言い過ぎだったりするところがあると思いますが、そこは(よほどはっきりした間違いでない限り)ご容赦いただければ。
プログラムとは、コンピュータにわかる命令を並べたものです。料理のレシピと、まあ似たようなものです。
レシピの場合、上から順にこなしていけば、料理ができあがります。プログラムの場合、上から順に命令をこなし、意味のある動きをすれば、ソフトウェアと呼ばれることになります。
似ていると言っても、やはりプログラムとレシピでは違うところもあります。
プログラムがレシピと違う点はまず、フツーの人間の言葉が通じないことです。そこで、プログラム言語という特殊な言語を使います。9Bこと944BASICもそんなプログラム言語の一つです。
プログラムがレシピと違う点がもう一つ。
人間と違ってコンピュータはとことん気が利かないので、ちょっとしたことをさせるのにも、噛んで含めるように指示しなければならない、ということです。少し複雑なことをさせるとなると、相当面倒くさいことになってしまいます。
プログラム言語には、そんな面倒くささを何とかするための仕組みが盛り込まれています。その仕組みはプログラム言語によって多種多様なのですが、ほぼすべてのプログラム言語で使用されている二つの重要な仕組みがあることを、ひとまず知っておいてください。
一つは、「変数」というやつです。変数と言っても数ではなく、数や文字を覚えるために書き留める、メモ帳の紙みたいな役割をします。
もう一つは、「制御コマンド」というやつです (ちなみに、9Bでは制御コマンドと呼んでいますが、他の言語では制御構造とか呼ばれることが多いです)。
これは、プログラムの流れを仕切るためのあれこれです。プログラムをどこかに行くための道順にたとえれば、制御コマンドは交通整理の車の誘導員やら標識やらにあたります。
9Bでは、上の二つの仕組みを使用できるのはもちろん、それ以外に次のような命令を使うことができます。
文字の表示
単に文字を表示させるのはもちろん、表示位置を自由に指定したり、フォントを変えることができます。
描画、画像表示
数値(座標)を指定して線や円などの図形を描画したり、ファイルから画像を表示することができます。画像の一部分を切り抜いて、好きな位置に表示させることもできます(スプライト機能)。
操作のあれこれ
キー操作や、ペンタッチされた位置を検出することができます。また、メニューなどごく簡単なユーザーインターフェイスも用意されています。
計算
ザウルスも基本的にコンピュータなので、計算はなかなか得意です。
ファイル操作
テキストファイルやCSVファイルの内容を読み取ることができます。
ザウルスのあれこれ
ザウルスの標準アプリケーションやMOREソフトを実行したり、実行したソフト上で(擬似的に)ペンタッチすることができます。
また、ザウルスの状態(バッテリの状態やモデル番号など)を取得したり、電源まわりの操作を行うこともできます。
その他いろいろ
日付や時間の取得、音声出力などを実行することができます。
このような一般の命令(コマンド)に、制御コマンドと変数を組み合わせて、プログラムを作り上げていくわけですね。
9Bにどんなコマンドがあるか、もっと詳しく知りたい場合は9B リファレンスのサイトを参照してください。
次からは、実際にプログラムを書きながら、各種のコマンドについて説明します。制御や変数についても、折にふれて説明します。
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